Debian JP 会則改訂 2001
投票期間:
- 投票開始: 2001年 3 月 12日 (月) 08:31:00 JST
(設定ミスのため当初予定より 8 時間半ほど遅れてしまいました)
- 投票締切: 2001年 3 月 18日 (日) 23:59:59 JST
Votes must be received by Sun Mar 18 23:59:59 JST 2001
投票用紙の宛先:
regjp2001@vote.debian.or.jp
投票用紙に記載された選択肢
-=-=-=-=-=- Don't Delete Anything Between These Lines =-=-=-=-=-=-=-=-
[ ] Choice 1: Revised
[ ] Choice 2: Current
[ ] Choice 3: Further Discussion
-=-=-=-=-=- Don't Delete Anything Between These Lines =-=-=-=-=-=-=-=-
ただし
- Choice 1: Revised (選択肢 1: 会則改正に賛成)
- Choice 2: Current (選択肢 2: 会則改正に反対、現行を維持)
- Choice 3: Further Discussion (選択肢 3: 継続審議)
という意味です。お間違えの無いようにお願いします。
今回の会則改訂の要旨
-
現状の慣例によるルールが会則上の規定に一致していないところを
改め、会則に従って運営できるようにする。
-
近い将来予想される Debian Hurd の登場に備えるため、
また汎用ドメイン (DEBIAN.JP) 取得に関連した措置として、
および英語名称との統一を図るために、日本語名称を変更する。
-
「理念および目的」、「活動」の見直し
現行の会則では、「理念および目的」や「活動」などの項に
書かれている内容が「利用」や「普及」に重点を置いたものと
なっており、文書や Web の翻訳などを含めた「Debian の開発」に
貢献していくという部分が薄くなっている。
このため、「プロジェクトの位置付け」が明確になるよう、
「開発者の会」として Debian 開発作業への貢献を行なっていく
ことを明文化する。
-
組織構成の見直し
- 準会員制度の廃止 (実態に合わせる)
- 役員の代行に関する規定を新設 (指揮系統、役割分担の明確化)
- 役員の補欠選挙に関する規定を新設 (将来の必要に備える)
-
会則全体についての改善
- 総会の定義を追加
- 会則の改訂に関する規定を追加
- "Debian" についての用語定義追加
- その他用語の統一、修正、余分な空白の削除など
以下、改訂内容の詳細について
- 名称変更
-
- Debian GNU/Linux 開発者の会 → Debian 開発者の会
- Debian GNU/Linux → Debian
- 理由:
-
- 日本語名称を実態として使われることの多い
Debian JP Project という英語名称に揃える
- および今後予想される Hurd など Linux 以外の
Debian システムも対象であることを明確にする
-
- "Debian" の用語定義追加 (前文)
-
- Debian system と Debian Project の混同を回避
- この文書中での "Debian" という言葉の意味するところを
明確化
-
- 「理念と目的」について
-
(「利用者の会」ではなく「開発者の会」であることを明確化)
- 現状の記述にある「健全な発展」について、
「Debian 社会契約」の趣旨に沿ったものであることを追加
(これまで暗黙の了解事項であったものを明文化)
-
「利用」だけでなく「開発」も発展させていくことを
理念の中に明文化
- 目的についての記述を理念の記述に対応して更新
- 「利用技術」だけでなく (文書や Web の翻訳を含む)
「開発」も目的の一部であることを明示
-
- 「活動」について
-
-
(現状および将来の活動とより対応するよう更新)
- 「利用技術情報」だけでなく「開発情報」の提供も
活動の一部として含むことを明示
- 「日本語」での情報提供 (www/doc 翻訳など) を
活動の一部として明示
-
- 「会員」について
-
-
- 正会員: 従来の規定にあった「実質貢献」は主観的な
基準であり、実態として会員以外にもプロジェクトの活動に
貢献している人が存在することから、正会員の条件を
- Debian JP Project の内部会議用非公開メーリングリスト
(JP Private ML) への参加
- Debian JP Keyring への GPG 公開鍵登録
として客観的、形式的に規定
- 準会員制度は実態として運用されておらず、また誤解による
混乱を招く可能性が高いと判断されるため廃止
- 準会員制度廃止に合わせて団体、法人についての入会規定を削除
- 同じく準会員制度廃止に合わせて「正会員」→「会員」とした
- 「入会資格」に「その活動に参加する意欲を持つ」を追加
- 「会員の責務」を「会員の権利と責務」に変更、
会員の権利規定を追加
-
- 「役員 (構成)」について
-
- 役員構成を実態に合わせて更新
- 理事 (1 名以上) →
会長 1 名、事務局長 1 名、副会長 1 名以上
- 監事が理事会に (オブザーバーとして) 参加できることを明示
- 「理事と監事の兼任禁止規定」を「選出」から移動
- 理事間の兼任に関する規定を追加
- 「役員代行」に関する規定の追加:
これは指揮系統や役割分担の明確化を視野に入れ、
「役員権限委譲」の正当な手順を定義したもの
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- 「役員 (選出)」について
-
- 理事と監事の選挙が独立であることを明示
- 会長、事務局長、副会長は理事の互選であることを明示
- 「補欠選挙」に関する規定を追加
- 「役員が職務を遂行できなくなった場合」の規定を追加
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- 「役員の責務」について
-
- 会長は各役員の職務を代行できることを明文化
- 「会長に事故ある時」の規定について、
「あらかじめ指名した理事」がいない場合の規定を追加
- 事務局長の職務をここに移動
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- 「組織」について
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- 総会の定義を追加
- 現状の実態に合わせて、総会の議長は会長が務めることを明示
- 理事会に関する文言修正 (理事によって「構成」)
-
- その他
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- 会則改正についての規定を追加
- 会則全体について表現の見直し、用語の統一や修正、
余分な空白の削除など
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