[% title = "Debian Packaging Manual - 代替バージョンへのインターフェース - update-alternatives" %]
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update-alternatives
複数のパッケージが、同じプログラム名やファイル名を持つ異なる バージョンを提供している場合、デフォルトで使用するプログラムを システムで選択できると便利です。ただ、もちろん システム管理者による変更は出来なくてはいけませんし、その判断は 尊重されなければいけません。
例えば、vi
エディタにはいくつかの実装があります。
そして、これらをその固有の名前 (nvi
、vim
等々)
で同時に インストールしてはならない理由は何もありません。けれども、
少くともデフォルトで、vi という名前が、その内の
どれかを参照していることが望ましいです。
すべての関連するパッケージが協調するならば、このような動作を
update-alternatives
を使って実現することができます。
各パッケージは、その実装ごとに違う固有の名前を提供します。
それら個々の実装を登録するには、インストール時に postinst スクリプトから
update-alternatives
を呼び出します (削除するときは、prerm
スクリプトから update-alternatives
をもう一度呼び出します)。
詳細は update-alternatives(8)
の manpage をごらん下さい。
update-alternatives
が適切でないような
場合には、パッケージの退避バージョンの使用を考慮してみると よいでしょう。
(訳注:退避バージョン -
あるパッケージに含まれるファイルを上書きするには, Chapter 11
をごらん下さい。)
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Debian Packaging Manual
version revision 1.13, 2000-08-22ijackson@gnu.ai.mit.edu
bweaver@debian.org
schwarz@debian.org
srivasta@debian.org
J.D.Gilbey@qmw.ac.uk
debian-policy@lists.debian.org
shayase@tky3.3web.ne.jp
debian-doc@debian.or.jp